骨折と診断されてから4週間、指の固定板をはずすかどうかを決める診察に挑んでくる。 包帯とテーピングをとり、アルミ&スポンジの固定板をはずし、4週間ぶりに3本の指と再会…。せ、先生、指が平たくなってます…。そらそうだ、4週間もスポンジ板で固定してたんだから。 で、レントゲンを撮る前のほんの少しの待ち時間、ちょっと指がまがるか確認してみる。た、隊長、指にちからが入りません…、プルプルします。人間4週間も指を動かさなかったら、力の伝え方を完全に忘れてしまうらしい…。
レントゲン撮影の結果、骨はとりあえず元通りのポジションにもどって、ぱっくり割れていた重症の中指もくっついてる模様。でも、3本ともはれぼったいし、結構痛い。そして診察。
先生:どうします?全部はずしますか?2指と5指(人差し指と小指)はいけそうだけど。 自分:その2本は大丈夫のようなきがしますが、中指はまだ結構晴れてるし、青いし痛いんですけど…。どうなんでしょうか? 先生:う~ん…、ただこれ以上固定しておくとリハビリが大変になるからねぇ…。 自分:ああ、なるほどそうですか…。 先生:…。 自分:…。 先生:よし、とっちゃおう! 自分:えっ!?(そんなLet’s的な感じでいいのか!?) 先生:明日からリハビリはじめます。 自分:…、はい。 先生:で、指は絶対そらさないように。簡単に脱臼するから。 自分:はっ!???(そんな状態で、Let’sはずしてみようなのか??) 先生:じゃ、明日またきてください。 自分:…、はい。どうもありがとうございました…。
異論、反論、オブジェクションありつつも、診察を終える。
そして、4週間ぶりに出会う自分の指をまじまじと眺める。骨折中は爪が全然伸びないのは確認済みだ(血行が悪くなるから伸びなくなるらしい)。健常な右手と並べてみて気づく。なんか、色が汚い。そう、4週間左手洗ってません。………。ちょっと、におってみようか…。恐る恐る指を鼻に近づける…。
せ、先生、な、なんか、おでん臭いです…。