最後かもしれない YAPC::Asia Tokyo 行ってきた。
久しぶりに2日間参加できてとても有意義だった。 といっても 2006 年の初回から計 9 回行っても素人の域を脱することができないためずっとトークを聞いていた(その割にベストトーク上位3つをどれも聞いていないかった…)。
印象深かったのは以下。
Effective ES6
残念ながらいわゆる片手間でフロントエンドもやっている身としては大変ためになった。 今メインで開発しているサービスでも使い始めたのでいい加減覚える。
TBD
Ruby の反省点として Lisp に(悪)影響を受けた部分のくだりの、 「ユーザーに微妙な使い分けを強いるような似たようで異なるもの導入すべきではない」というの、Web サービスの API 設計に通じるものがありそう。 API 作ってるときはその API を安定させるためにやることを 1 つにさせたいと思って作ることが多い。ただ、実際にはそのせいでクライアントは微妙に異なる複数の API を条件分けして使ったりで全体を通すと API 提供側でよしなにやったほうがテストもし易いのではという気がする。 次、そんな場面に出くわしたらちょっと考えてみよう。
Perl 5.22 and You
5.20 で導入されてた Post Dereferencing は見落としていたので知れてよかった。
ただ、5.24 についてもさらりと触れていたけど、今後並行処理サポートとか(Ruby で検討されてるらしい)Soft Typing みたいな新しい技術は入ってこないんだろうなという気がするのでなかなか寂しい状況。 Perl 5 と Perl 6 は違う言語であるということはさんざん言われてるけど、そうであれば Perl 6 が登場しようとしてる今 Perl 5 が単に死にゆく old version になるのか、別の言語として発展し続けるのか、その辺ちょっとメッセージがほしいかなぁと思った(自分がしらないだけでなんかすでにあるかしら?)。
Adventures in Refactoring
Developer Happiness、いい言葉だった。もろもろ共感する部分あり、身につまされる部分あり、なるほど感あり、とてもいいトークだった。 そいえばテストコードのリファクタリングはどうやって進めてるのか、きいてみればよかったと今更思った。 あとでもう一回スライド見直して脳内再生しよう
Parallelism, Concurrency, and Asynchrony in Perl 6
トークの聞きやすさ、わかりやすさもあいまってか、Perl 6 の並列、平行、非同期部分えらく良さそうに見えた。 言語のコア機能じゃなくてモジュールで実現されてるみたいなっぽいのでなんか変態的な気もするけど、Perl 6 ちょと期待してもいいのかなと思った。
YAPC::Asia は初回の思い出が強すぎるせいか、あの時のような YAPC をもっかい見てみたいという気もする(他力本願)。 一方で Perl の話メインでみっちりトークをするという役目は地域.pm に移ったかなという気はずっとしてたので、自宅の最寄りでもある Chiba.pm がまた開催されるようなら行ってみよう。
またトークばかり聞いてるだけかもしれないけど、そんなに遠くない未来にまた開催されるといいなぁ。